名簿も欠席遅刻連絡もデータで連携 佐賀・鹿島市、全市立小中学校にsigfy
株式会社Fusic(福岡県福岡市中央区、代表取締役社長:納富貞嘉)は、佐賀県鹿島市の全市立小中学校と鹿島市教育委員会に、自治体・学校・保護者をつなぐ連絡サービス「sigfy(シグフィー)」の提供を2026年11月1日から開始した。同市が校務支援システムをクラウド型へ切り替えるのに合わせた採用で、sigfyと新しい校務支援システムの間で欠席遅刻連絡データと名簿データを連携する。sigfyが佐賀県内の自治体に導入されるのは、鹿島市が初めてだ。
株式会社Fusicプレスリリースより。(画像はクリックで拡大します)
きっかけは、校務支援システムのクラウド化である。鹿島市は、スズキ教育ソフト株式会社が提供するオンプレミス型の「スズキ校務」から、クラウド型の「スズキ校務 evanix(エヴァニクス、以下evanix)」へ移行する。このシステム更新に伴い、evanixと連携する保護者連絡システムとしてsigfyもあわせて採用された。両システムの連携により、朝の電話対応や出欠情報の転記といった教職員の負担を軽くすることを目指す。
連携によって可能になることは、大きく二つある。一つ目は、欠席遅刻連絡の扱いだ。保護者がsigfy上で申請した欠席遅刻連絡のデータは、evanixへ連携される。出席簿に登録するには、教職員がevanix上で申請内容を確認し、出席簿の区分や項目と紐付けて読み込む操作が必要となる。電話などで受けた連絡をメモし、出席簿へ書き写すといった作業の負担を軽くする仕組みである。
もう一つは、名簿データの連携だ。evanixの児童生徒名簿と職員名簿をsigfyに連携できるため、sigfy導入時の登録作業に加え、転入・転出や毎年の年度更新に伴う登録・更新作業も削減できる。
鹿島市教育委員会の担当者は、校務支援システムの更新に合わせて保護者連絡で改善したかった点として、保護者が欠席などを連絡する際の手間や時間的な負担を軽くし、必要な情報を簡単かつ確実に学校へ伝えられる環境を整えることを挙げる。また、電話連絡に伴う時間的な制約を解消し、緊急時には学校から保護者へ迅速かつ確実に情報を届けられる連絡体制を目指しているという。
sigfyに対しては、保護者が少ない手順で必要な情報を簡単かつ確実に学校へ伝えられることに、最も期待を寄せる。さらに、教職員の電話対応や出席簿への転記作業を減らすことで、ミスの防止と心理的負担の軽減を図り、児童生徒と向き合う時間の確保につながると考えている。
sigfyは、メッセージ、欠席遅刻連絡、アンケート、日程調整などの機能を備えた連絡サービスである。2026年11月時点で全国18自治体・642団体が利用しており、App Storeでは9,000件超の評価で星4.1を得ている。Fusicは、先生と保護者の双方が連絡にかかる手間を減らし、子どもたちと向き合う時間を大切にできるよう、直感的に「ちゃんと使える」サービスを追求している。