上越市立大手町小学校、12月11日に研究会「探究夢中」 次期学習指導要領を見据えた教育課程を公開授業で提案

新潟県上越市の上越市立大手町小学校は、2026年12月11日(金)に「大手町小学校研究会2026 探究夢中~次期学習指導要領を見据えた教育課程の創造~」を同校で開催する。パナソニック教育財団の第52回特別研究指定校として取り組んできた研究の成果を、公開授業と講演、シンポジウムを通じて発信する。参加申し込みは11月30日(月)まで受け付けている。

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研究の柱となるのは、同校が新たに設定した3つの資質・能力だ。問い・論理的思考・創造性・情報活用からなる「情報探究力」、自信や好奇心、情熱、粘り強さ、自己調整を原動力とする「学びに向かう力」、共感や外向性を土台に社会や他者とのつながりを築く「人間関係力」である。同校はこれらを車に見立て、それぞれを「学ぶ方向・目標地点」、前に進むための「原動力」、道(社会)との「つながり」として位置付けている。研究会冒頭の全体会では、この3つの資質・能力と、それを育む教育課程について説明する。

午前中には2つの時間帯で計7本の公開授業を行う。同校が教育課程の中核に据える「探究」を軸に、図工や国語と組み合わせた授業も公開する。1年生はヤギ2頭と過ごしながら自分たちの理想の遊び場をつくる「あつまれ!にこにこパーク」、4年生は俳句に詠んだ地元・青田川の四季を墨と水で表現する「墨で描く青田川」、3年生は高田のまちで見つけた色と魅力を文章や絵、写真で表す「カラフル図かん」に取り組む。このほか、共に過ごしたポニーとの別れを思い描く2年生の「みんなでチャレンジ ハッピー村」、これまでの調査をもとに高田本町商店街の魅力を考える6年生の「まちの魅力発見!」など、地域の自然や人、まちを題材にした授業が並ぶ。参観後は、授業での子どもの姿をもとにした振り返り協議会を開く。

午後は、文部科学省初等中等教育局主任視学官の田村学氏が「次期学習指導要領に向けて」と題して基調講演を行う。続くシンポジウム「次期学習指導要領を語る」では、田村氏のコーディネートのもと、パナソニック教育財団アドバイザーで鳴門教育大学名誉教授の村川雅弘氏、同財団専門委員で関西大学教授の黒上晴夫氏、同じく専門委員で上越教育大学教授の清水雅之氏が登壇。「探究」と「情報活用能力」をキーワードに、次期学習指導要領における教育課程と授業構想について議論する。フロアからの参加も歓迎するという。

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当日は8時30分受付開始、9時開会、15時30分閉会の予定。参加費は1,500円(学生は無料)で、上越の味を詰め込んだ弁当の昼食(お茶付き)を1,500円で用意する。休憩時間には「大手父親応援団」が特製ホットコーヒーを提供するほか、研究会終了後には懇親パーティーも予定している。申し込みはPeatix(https://otemachi-joetsu2026.peatix.com)から。

次期学習指導要領の改訂に向けた議論が進むなか、探究を軸に資質・能力の定義から教育課程を描き直す公立小学校の実践は、全国の学校現場にとって一つの参照点となりそうだ。地域の自然や商店街を学びの場とする取り組みは、学校と地域の連携のあり方を考える自治体や企業にとっても示唆に富む。

【開催概要】
名称:大手町小学校研究会2026「探究夢中」~次期学習指導要領を見据えた教育課程の創造~

日時:2026年12月11日(金)8:30~15:30(受付8:30~)

会場:上越市立大手町小学校(新潟県上越市大手町2番20号)

内容:全体会・研究説明、公開授業Ⅰ・Ⅱ、授業振り返り協議会、基調講演、シンポジウム

参加費:1,500円(学生無料)/昼食(お茶付き)1,500円

申込締切:2026年11月30日(月)

申込:https://otemachi-joetsu2026.peatix.com

問い合わせ:上越市立大手町小学校 TEL 025-524-6160