長野県でこども性暴力防止法、セーフガーディングに関する研修を実施 eboard

NPO法人eboardは10月27日、長野県で2月の「こども性暴力防止法(いわゆる「日本版DBS)」の開始を前に、同法および「こどものセーフガーディング」に関する研修を実施したことを発表した。

長野県では「信州型フリースクール認証制度」を2024年4月に創設。一定の基準を満たす県内のフリースクール等民間施設を認証し(52か所、2026年8月時点)、運営費補助に加え、研修実施や情報発信、交流・連携の促進にも取り組んでいる。

画像はNPO法人eboardプレスリリースから

NPO法人eboardは、2024年度より長野県から委託を受け「信州型フリースクール認証制度」にて認証を得たフリースクール、居場所等にオンラインおよび対面形式の研修プログラムを提供している。

2026年12月25日「こども性暴力防止法」が施行される。同法では、対象となる事業者に対し、こどもへの性暴力を防止するための安全管理や従事者への研修、特定性犯罪前科の有無の確認(日本版DBS:Disclosure and Barring Service)、過去に性犯罪を犯していた場合等にはこどもに接する業務に就かせないことなどが求められる。

同法の施行を契機として、フリースクールや居場所等でも、こどもたちを守る体制づくりの重要性がさらに高まっている。日々こどもと直接関わり、多様な活動を支えるこうした現場においては、性暴力の防止はもちろんのこと、こどもをあらゆる危害から守る多角的な視点を持つことが求められる。

こうした背景から、 信州型フリースクール研修では「こども性暴力防止法」の意義を踏まえながら、同法の理解促進だけでなく、子どもの権利を侵害してしまうさまざまなより広範なリスクを想定した、予防的で組織的な枠組みである「セーフガーディング」についても、対面研修で実施する運びとなった。

NPO法人eboardは、8月に長野県内の2カ所で「こども性暴力防止法」および「セーフガーディング」に関する研修を信州型フリースクール研修の一環として実施した。  

8月6日の第1回「こども性暴力防止法」研修では、「こども性暴力防止法」について、制度の概要や対象、申請・手続きなどを学ぶ研修を実施。12月の法施行を前に、フリースクール等においてもこどもの安全を守るために求められる取り組みについて理解を深めた。

8月28日の第2回「こどものセーフガーディング」研修では、認定NPO法人ACEから講師を招き、「こどものセーフガーディング」について学ぶ研修を実施。セーフガーディングとは、こどもをあらゆる危害から守り、こどもが安全で、尊重され、自分らしく参加できる環境をつくるための組織の取り組みだ。研修では、こどもへの暴力や虐待などを防ぐための、日々の関わり方や組織としての仕組みについて学んだほか、実際に起こり得る場面を題材としたケースワークを行い、こどもの安全を守るためにどのように対応できるかを考えた。

研修事業では、11月・12月にも長野県内で同様の研修を実施予定だという。

NPO法人eboardの活動は「月刊先端教育」でも紹介している。
https://www.sentankyo.jp/articles/884905ef-2d83-4897-8aa6-f9715861bf39