教育研究領域の拡大により「社会構想大学院大学」に名称変更 先端教育機構

先端教育機構が運営する社会情報大学院大学は、教育研究領域の拡大に伴い、8月25日付で文部科学省へ届出を行い、2022年4月より大学名を「社会構想大学院大学」に変更予定であることを発表した。 

社会情報大学院大学は、日本唯一の広報・情報の専門職大学院として2017年4月に開学。コミュニケーション領域の高度専門職業人養成に取り組んできた。また、専門職業人養成を担う実務家教員自体の能力を底上げする必要性から、2018年度に附属研究所である「先端教育研究所」および同所が運営する「実務家教員養成課程」の設置、本年4月には「実務教育研究科」の設置など、社会に偏在する実践知を体系化し、普及・伝達できる高度専門職業人の育成にも取り組んでいる。これらの経緯から、同大学院大学の教育研究領域は「社会情報」を超え、コミュニケーションや教育といった幅広い視点から社会と組織のグランドデザインを提言する『社会構想』人材の育成に至ったものと考え、今回の名称変更を行うこととなった。 

また、広報・情報研究科 広報・情報専攻は、「理念を基軸にしたコミュニケーション戦略」の教育・研究を目的に教育課程を推進してきたが、一般的な国内の事業会社のみならず公共セクターやグローバルな文脈におけるコミュニケーション戦略の立案においても通用することが指摘されており、入学者・教育課程の実情を踏まえ、国際的な通用性をも担保する名称として「コミュニケーションデザイン研究科 コミュニケーションデザイン専攻」に変更し、学位名称も「広報・情報学修士」から「コミュニケーションデザイン修士(専門職)」に変更する予定だ。

21.9.2news2

社会構想大学院大学 新ロゴ。漢字の「人」をイメージした2つの図形を組み合わせたこのロゴマークは、人間社会・構想を示す青色をベースとして希望・平和を示す黄色、哲学を示すグレーを織り交ぜることで、理想の社会を表現している。