2025年の学びトレンド Schooが人気授業ランキングを発表
インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を行う株式会社Schooは、社会人向けオンライン学習サービス「Schoo」の受講データの分析結果をもとに「Schoo人気授業ランキング 2025 」を発表した。
株式会社Schoo・プレスリリースより
2025年はAIの活用領域が更に拡大。少子高齢化による慢性的な人材不足を背景に、企業ではAIを前提とした業務変革が加速した。また、2025年版「経済財政運営と改革の基本方針」では、技術革新の進展を踏まえた効果的なリスキリング支援が強調され、人的資本の強化が国として重要なテーマとなっている。
こうした流れを受け、社会人の自律的な学びも拡大。Schooの累計登録会員数は、2024年11月末時点の約120万人から、2025年11月末時点で約135万人へ増加し、社会人学習の需要は高まっているとしている。
2025年のSchooユーザーのカテゴリ別学習傾向を見ると、生成AIの精度向上とツール多様化に伴い、AIカテゴリの授業が人気を集めていることがわかった。昨年はAIに関する授業の中でも、ランクインしたのは主にChatGPTに関する内容が中心だったが、今年はGeminiやCopilotなど複数の生成AIツールへ関心が広がったことが特徴的だという。授業別に見ると、「『生産性が高い人』の生成AI社内活用術」が個人・法人ユーザーの双方で人気第1位となった。
年代別に見ると、Schooの総受講時間において、全体の大きな割合を占めたのは40代だったが、50、60代のミドル・シニア層の学び直し意欲は高まり続けている。特に60代以上の受講時間は対前年比約120%増となり、シニア層のニーズの高さが読み取れる。また、60代は全年代の中でも特に「学びを仕事や収入につなげる」テーマの授業が上位にランクインしており、定年後の生活を見据えた学びへの関心が高まっている点が特徴だという。