「挑む、稼ぐ、世界を変える」 ぶれない自分軸を持つ起業家を育てる
周防大島を拠点に「起業育」に取り組むジブンノオト。合言葉は「挑む、稼ぐ、世界を変える」だ。強い意志を持つ子どもたちを育み、「100年続くふるさとをつくる」を経営理念に創業した。代表取締役の大野圭司氏に、「起業育」に込めた思いとこれまでの手応え、将来のビジョンを聞いた。
「自分軸」を中心に据え、
自分の技で稼ぐ力を育む
大野 圭司
ジブンノオトが提唱する「起業育」とは、自分の技で稼ぐ力を育む教育だ。大野氏が「稼ぐ」に着目するには理由がある。「稼げるようになるには、自分の得意なことを見出し、徹底的に伸ばす必要がある。それを子どものうちから意識していることが大切です。ただ学校の勉強ができるだけでは、これからさらに進化するロボットの正確な作業能力や人工知能の計算能力には勝てません」
昨今、大学生向けはもちろん、小中高生向けにも「キャリア教育」や「起業家育成」が行われるようになっている。同社が取り組む起業育はどこが違うのか。大野氏はズバリ「自分軸」を重視している点だという。「例えば仲間と『みんな』で事業を起こして、ある程度まで軌道に乗ったとしても、100%の自分を出すことは難しい。どこかで限界を感じるときが来ます。だからこそ、…
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