元教員がベンチャーを設立、起業家精神を養う教育に挑戦
元教員が地域活性を志し、山口県長門市でベンチャーを立ち上げた。長門市に校舎を構える大津緑洋高校の元教員・岩本隆行氏は、今年5月に株式会社3in(サンイン)を設立し、高校生・大学生が起業家精神を学ぶ教育と、地元産業の振興に向けて邁進している。
高校生・大学生が地域を舞台に
新たな産業をつくる
岩本 隆行
日本海に面する長門市では、基幹産業の1つとして水産業が営まれてきた。しかし近年では、水産資源の減少や担い手不足、漁獲量の減少など厳しい状況に見舞われている。こうした中で3inの代表、岩本隆行氏が牽引する大津STEAMプロジェクトは、高校生・大学生のメンバーが陸上養殖システム「アクアポニックス」の産業化に挑戦している。
アクアポニックスとは、水耕栽培と魚の養殖が一体となった技術だ。例えば、魚を飼えばフンが発生する。それを植物が栄養として吸収し、…
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