リベラルアーツとしての法学 楽しみながら批判的思考を育む

日本におけるリベラルアーツ教育のパイオニアと言える国際基督教大学。同大学での教育実践を通じて著書『リベラルアーツの法学』を上梓した国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科准教授の松田浩道氏に、リベラルアーツと法学について、その意義など話を伺った。

リベラルアーツとしての法学
における3つの観点とは?

松田 浩道

国際基督教大学 教養学部
アーツ・サイエンス学科 准教授
博士(法学)。主な専門分野は公法学。Columbia Law School修了、東京大学 大学院法学政治学研究科修了。東京大学大学院法学政治学研究科 助教などを経て現職。主な著書に『国際法と憲法秩序―国際規範の実施権限』(東京大学出版会)、『リベラルアーツの法学―自由になるための技法を学ぶ』(東京大学出版会)がある。

── リベラルアーツと法学にはどういった関係があるのでしょうか。

リベラルアーツは人間が自由な人格であるために身につけるべき学芸です。そして、自由は法学の根底をなす概念です。法学は、リベラルアーツが目指す自由な人格と、深く関連しています。

(※全文:2741文字 画像:あり)

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