心のメカニズムを学びストレスへの理解を深める 心理学
リベラルアーツは、人間を自由にするための技法と訳される。『はじめてのストレス心理学』の著者で、心理生理学の専門家であり、ストレスなどを研究する東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授の永岑光恵氏に、リベラルアーツにおける心理学、ストレスについて話を伺った。
心理学の学びを通じて
ストレスに関する偏見からの解放
永岑 光恵
── リベラルアーツとして心理学を学ぶことの意義は何でしょうか。
人間が偏見などから自由になることだと考えています。社会で生きるために、個々の心の有り様や他者との関係性に向き合うことは避けられません。心理学は心の理(法則)を解明してきました。直感や経験値で認識している心のメカニズムが、必ずしもそうではないということを学ぶことが、新たな対人関係や自己理解につながっていきます。
(※全文:2635文字 画像:あり)
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