慶応大が東京歯科大と統合し、2023年に歯学部設立へ

慶應義塾は11月26日、東京歯科大学からの申し入れを受け、歯学部統合および法人の合併の協議を開始することを発表した。2023年4月を目途に慶應義塾大学に歯学部を設け、統合する。

東京歯科大学は創立130年の伝統校で、歯科医師国家試験の合格率はトップクラス。創設者の高山紀齋は慶應義塾の卒業生で歴史的関係が深く、慶應義塾大学との統合・合併の協議に至った。

これにより、医歯連携、医理工連携の強化・発展や、慶應義塾大学の研究力・教育力の向上が期待される。また、慶應義塾は国内の総合大学として初めて、医学部・看護医療学部・薬学部・歯学部の医療系 4 学部を擁することになり、より学際的な研究・教育の推進によって、健康長寿社会の実現に貢献するとしている。さらに慶應義塾の傘下の小中高校にとっても、進路の選択肢が広がることになる。

20.11.27news1

慶應義塾大学