博報堂・武蔵美・君津市等、共同プロジェクトで創造的地域風土づくり

株式会社博報堂が設立した、未来創造の技術としてのクリエイティビティを研究・開発し、社会実験していく研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」(以下UoC)は、武蔵野美術大学、千葉県君津市、株式会社ジャクエツと共同で、「遊び」という視点から創造的地域風土づくりの方法を探索、提案する「創造的地域風土を育むための『あそび』のデザインプロジェクト」を始動する。9月より約2ヶ月にわたり、千葉県君津市の2つの地域をフィールドとして研究活動を行う。

UoCの「創造性特区をつくろう」プロジェクトおよび「創造的地域風土」研究会は、地域に携わる全ての生活者が自身の持つ創造性を存分に発揮して、自発的に行動を起こしていく風土を「創造的地域風土」と呼び、そのような風土を生み出す手法の研究を進めている。今回、研究活動の一環として、4者で「創造的地域風土を育むための『あそび』のデザインプロジェクト」を発足した。

プロジェクトは4者が協働して、「遊び」という視点から創造的地域風土づくりの方法を探索し、提案することを目的に、UoCの「創造性特区をつくろう」プロジェクトチームが連携している千葉県君津市の2つの地域(久留里地区、清和地区)をフィールドとして、調査・研究を行う。あそび環境づくりを専門とするジャクエツと共に、武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の必修授業「産学プロジェクト実践演習」の授業の中で、学生と調査やフィールドワークを実施し、「地域における創造性とは何か?」、「創造性を育むための『遊び』とは何か?」を一緒に考えながら、約2ヶ月をかけて、リサーチからコンセプトの立案、プロトタイプの制作・実践までを行っていく。

プロジェクトの研究成果は、UoCのWebサイト等で発信するとともに、「創造的地域風土」研究のさらなる発展に活かす。UoCは今後も、クリエイティビティの視点から地域の活性化に寄与する研究活動を進めていく考えだ。

230908news1

画像はイメージ
Photo by 78design,photoAC