博報堂、東京大学などが共同で新たな一般社団法人を設立

株式会社博報堂は5月17日、東京大学などと共同で、新たな一般社団法人「WE AT」を設立し、ソーシャルイノベーションを創出するための新しいスタートアップエコシステムづくりを目指した活動を開始することを発表した。

地球規模の多様な社会課題が顕在化する中、これまでにない方法で課題を解決し、生活者のウェルビーイングを実現するソーシャルイノベーションの重要性が増している。こうした高度な社会課題の解決には、スタートアップの技術と大学の先端知、大企業のもつ事業開発や市場開拓のノウハウなど産官学の力を合わせ、イノベーションを創出していくことが必要となる。

こうした背景により、国内の主要大学、大企業、ベンチャーキャピタルの協働による新たなスタートアップエコシステムとして一般社団法人WE ATを設立するにいたった。

今回、設立に参画したのは、博報堂、東京大学、東京医科歯科大学、京都大学、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、住友生命保険相互会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社。

WE ATでは、おもに次の事業を手掛けていくとしている。

①スタートアップの発掘と支援:社会課題解決に資する技術をもったスタートアップの発掘と産学ネットワークを通じた幅広い支援

②社会起業家教育:社会課題に対峙する起業家の育成

③事業開発支援:大企業との連携による事業開発支援およびグローバルも含めた市場開拓支援

④スタートアップアワードの運営:アワードイベントの開催を通じた、社会課題解決型スタートアップのプレゼンス拡大

⑤関連分野の調査研究と発信:大学等の知見を活かし各分野の深耕に資するような調査や研究、発信など

画像は同社のプレスリリースから。