アントレプレナーシップ教育の実施状況に関する調査(速報値)公表 文科省

文部科学省は4月28日、アントレプレナーシップ教育の実施状況に関する調査結果(速報値)を公表した。

文科省では、アントレプレナーシップ醸成の裾野を日本全体に拡大することを目的として、アントレプレナーシップ教育の受講機会拡大に関する調査を実施。調査期間は2022年12月~23年1月で、調査対象は、国公私立大学・短期大学・高等専門学校(計1,077校)、回答は868校(回収率80%)だった。

速報値によると、アントレ教育実施率は、2020年度調査(27%)に対して22年度(今回調査)は33%、アントレ教育受講率は、20年度調査(1.0%)に対して3.2%といずれも上昇している。また、教育運営体制では、全学体制での運営は20年度調査では72校に対して103校と増加しているほか、外部機関等との連携では103校から227校と大幅に増加している。

調査内容は、1.アントレプレナーシップ教育に対する考え方・基本姿勢、2.運営体制、3.他大学や地域との連携、4.ステークホルダーの参加促進、5.プログラムの教育的価値の向上、6.アントレ教育を担当する教員の育成で、今回公表された速報値は、1から4に関する結果。速報値の詳細はURLから確認できる。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/mext_00011.html

230502news1

画像はイメージ。photo by Morakot / Adobe Stock