「上場企業ゼロ」の長崎から起業家を続々と輩出、事業創出へ動き続ける力を
2030年までに長崎から上場企業を――。長崎の起業家育成プログラム「コッコデショ!」は2021年の第1期、5人の起業家を輩出した。運営を担当するKabuK Style上級執行役員CSOの田口弦矢氏は、参加者の熱量や行動量を高めるべく、事業への覚悟を一貫して問い続ける。
一時的な結果よりも、
前を向いて動き続けられる力を
田口 弦矢
47都道府県で唯一、上場企業が存在しない長崎県において、2030年までに上場企業を生み出すことを目指した起業家育成プログラムが「コッコデショ!」だ。定額宿泊サービスを展開するスタートアップ企業・KabuK Style(カブクスタイル)が、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下のFFGベンチャービジネスパートナーズや長崎市とともに運営している。
2021年7月にスタートした「コッコデショ!」第1期は、9ヵ月という短期間で5組の起業家が誕生。2022年7月にスタートした第2期は13組が参加し、すでに12組が起業したという。十分な成果をあげているが、第2期の企画・運営をメインで担うKabuK Style上級執行役員CSO、田口弦矢氏は「起業がゴールではありません」と語る。
「起業はあくまでもプロセスの1つであり、…
(※全文:2019文字 画像:あり)
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