国際卓越研究大学法に基づく基本方針を決定 文科省

文部科学省は11月15日付で、「国際卓越研究大学の研究及び研究成果のための体制の強化に関する法律」の施行とともに、同法に基づく「国際的に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が相当程度見込まれる大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化の推進に関する基本的な方針」の決定を公表した。 

政府が進める10兆円規模の大学ファンドは、大学設置者の申請に対し、国際卓越研究大学として認定し、当該大学が作成する国際卓越研究大学研究等体制強化計画に対して、大学ファンドの運用益から、助成を実施する仕組み。国際卓越研究大学の認定は、数校程度を対象に、一校に対して数百億円規模の助成が想定されている。 

今回決定された基本方針では、国際卓越研究大学研究等体制強化計画の認可に関する基本的な事項や、認定に関する具体的な基準を記載している。今後、年内には公募を開始する予定で、認定後は2024年度から支援がスタートする予定だ。その後は6~10年ごとに継続の可否が判断され、期間は最長25年に及ぶ。基本方針の詳細や概要は、URL先から確認できる。

https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/06/1418062_00009.htm

22.11.16news1

画像は「大学ファンドを通じた世界最高水準の研究大学の実現に向けて~国際卓越研究大学制度の概要~」文部科学省から抜粋。