別府市、大分大学医学部と生成AIを活用した実証事業で連携

SDT株式会社(本社:神奈川県藤沢市)は、別府市、大分大学医学部との産学官連携による生成AIを活用した事業の実証運用に関する連携協定を締結した。
連携協定の背景として、別府市は2019年にデジタルファーストを宣言し、デジタルを活用した市民サービスの向上を目標として、「ポケットの中にもう一つの市役所を」をキャッチフレーズに掲げて取組みを進めている。また、大分大学医学部は今年度、先進医療科学科を新設し、生成AIを用いた先進医療教育支援プラットフォームの構築など、医学・医療の基盤を支えるための知識や技術および研究力を持つ融合人材の育成や、進化した医工連携の構築を目標とした取組みを進めている。
SDTは、AIモデル開発やIoTデバイス開発などに関する技術を有する。今回の連携により、互いの知見を活かしながら生成AIの活用を推進し、市民の利便性向上、健康増進、業務の効率化などの取組みを進めていくとしている。
実証運用に使用する生成AIのプラットフォームとして、SDTが提供するPanorama AIを利用する予定。連携協定の下、今年2月より、生成AIを活用した別府市役所内での市議会議事録検索システムに生成AIを実証運用として展開され、その後、別府市民向けに生成AIを活用した子育て手続きの案内を開始する計画だ。

SDT株式会社・プレスリリースより