京都大学で「リーダーシップ」の産学共同講座を創設 アルー

人材育成データ・機械学習技術等を活用した、社会人向け教育サービスの提供を行うアルー株式会社(本社:東京都千代田区)は、京都大学経営管理大学院の関口倫紀教授と「パラドキシカル・リーダーシップ産学共同講座」を創設したと発表した。

持続可能な社会の形成が至上命題とされる現代社会において、カーボンニュートラルや社会貢献といった長期的利益を、従来から重視されてきた短期的利益と両立させることが、経営リーダーに求められている。また、VUCA(変動が大きく不確実で複雑、かつ曖昧であること)の時代において、業界を問わず変革の「過渡期」を迎えている企業が数多く存在する。過渡期においては「古い価値観」と「新しい価値観」が混在するために矛盾や葛藤が生じるが、その矛盾や葛藤をいかに組織の中に抱え、創造のエネルギーに変えていけるかが多くの企業にとって大きな経営課題となっている。

こうした経営課題に取り組むため、パラドクス(逆説)のマネジメント、およびそれを担うパラドキシカル・リーダーシップを発揮するリーダー育成の重要性が高まっており、経営学の領域においても様々な研究が始まっている。そこでアルーは、「パラドキシカル・リーダーシップ」を発揮する人材の育成を目的とし、京都大学経営管理大学院の関口倫紀教授との共同講座を創設した。

特命教授としてアルー代表取締役社長の落合文四郎氏、客員准教授としてアルー エグゼクティブコンサルタントの中村俊介氏が講座において教鞭をとると共に、これからの経営者に求められる新たなリーダーシップのあり方である「パラドキシカル・リーダーシップ」について、研究と発信を行う。なお、同講座は、その内容の社会的な意義を認められ、経済産業省の「高等教育機関における共同講座創造支援事業」の共同講座創造支援事業費補助金の交付事業として採択されている。

22.10.21news2

アルー株式会社・プレスリリースより