「教育の魅力化」の本質とは? 学びの原点は地域にあり

社会が大きく変化し、これからの時代を生き抜くための資質・能力も変わる中で、島根県では「しまね教育魅力化ビジョン」の下、主体的・対話的で深い学びの実現に取り組んでいる。県教育委員会の新田英夫教育長に、島根県の教育施策の理念や方向性について話を聞いた。

学校・家庭・地域が一体となり、子どもたちの「生きる力」を育む

――島根県では「しまね教育魅力化ビジョン」を策定されています。

新田 英夫

新田 英夫

島根県教育委員会 教育長
1983年、島根県庁に入庁。環境生活部長や政策企画局長等を歴任。2018年7月、島根県教育委員会教育長に就任。

これからの学校教育は、複雑で予測困難な時代が到来していることを念頭に考えなければなりません。

島根県教育委員会では、これからの時代を生きる子どもたちが自らの意思と力で時代を切り拓き、将来に向けて幸福で主体的な生き方を実現できるよう、また、よりよい社会の担い手となっていけるよう、今後、推し進めるべき本県教育の基本理念や施策の方向性を...

(※全文:4605文字 画像:あり)

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