メタバース出前授業、セブン‐イレブン社員が高校生とつながる

中京テレビ放送株式会社は三井物産株式会社、三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.と連携し、2023年1月17日、愛知県立御津高校でメタバースを活用した授業(以下「メタバース出前授業」)を実施した。メタバース出前授業とは、普段の学校生活では出会えない企業の社員とメタバース内で学び合う授業だ。企業が行うSDGsの取り組みを紹介し、紹介内容を踏まえたディスカッションなどを行う。

今回の講師は、株式会社セブン-イレブン・ジャパンのサステナビリティ推進室の社員が務め、生徒たちはセブン-イレブンが取り組むSDGsの取り組みを学んだ。メタバース出前授業の利点として、メタバースを活用することにより、高校教育に取り入れられているSDGs教育や金融教育など専門性が高いジャンルに関して、実際に当該分野への取り組みを行う企業の方から直接指導を受けられる。今回の授業では、東京都にいるセブン-イレブン社員と愛知県にいる生徒がメタバース空間内で一堂に会することができた。

また、メタバース空間内では全員アバターとなり、顔を出さない、本名を明かす必要がないため、普段接する機会がない社会人と話しをする際の緊張や恥ずかしさを軽減することができる。メタバースが持つこの特性を活かし、企業が聞きたい生徒の「本音」収集を図る企画を授業内に取り入れ、セブン-イレブンに対する意識調査を企図とした〇×クイズやインタビューを行った。これらの企画を活用することを通じて、企業のマーケティング活動等に資する「本音」情報収集の実現に向けた取り組みを引き続き進めていく。

今回、メタバース出前授業に参加した生徒からは「自身が抱く疑問点を講師役の方に聞きやすかった」「アバター化することで自分の意見を言いやすかった」などの感想が聞かれた。今後も中京テレビは、メタバース出前授業を通じて普段と違う授業体験や、つながりを創出していく考えだ。

23.2.2news3

中京テレビ放送株式会社・プレスリリースより