国連広報センター、気候変動への行動を促す新リーフレットを公開

国連とその活動について人々の関心を高め、理解を深めるための活動を展開している国連広報センターはこのほど、気候危機に立ち向かうために個人でできる具体的な行動を紹介したリーフレットを作成、公開した。

2015年に採択されたパリ協定では、「世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて1.5℃に抑える」ことが目標とされているが、この達成のためには、政府や企業だけでなく、教育機関や一人ひとりの個人も行動を変えていくことが重要だ。

移動手段から使用する電力、食べ物、そして声を上げることに至るまで、日々の行動を変えることで、誰もが気候変動の抑制に貢献することができる。気候危機に立ち向かうための10の行動としては「家庭での節電」や「徒歩や自転車、または公共交通での移動」「野菜をもっと多く食べる」などが挙げられており、一人ひとりが日常の行動を変えることから地球規模の危機に立ち向かおうというメッセージが発せられている。

今回公開されたリーフレットでは10の行動に加え、個人による気候変動対策をグローバルに呼びかける国連の「ActNow」キャンペーン、また国連広報センターが国連の「SDGメディア・コンパクト」に加盟する日本のメディアに呼びかけ、有志メディアとともに6月に立ち上げた「1.5℃の約束 -いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。」キャンペーンについても紹介されている。

リーフレットは下記より無料でダウンロードできる。
https://www.unic.or.jp/files/actnow.pdf
22.9.15news2

リーフレット『いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。個人でできる10の行動』より