事業承継の最大の課題は「後継者育成」 きらぼしグループ調査

東京きらぼしフィナンシャルグループのきらぼしコンサルティング(本社:東京都港区)は、会員企業を対象に実施した「自社の業況判断と2026年夏季賞与の支給実績」に関するアンケート調査の結果を発表した。

2026年夏季賞与の平均支給実績は月額給与の1.36ヵ月となり、2026年5月調査時点の支給見込み1.45ヵ月を下回った。一方、自社の今後6ヵ月間(2026年8月~2027年1月)の業況見通しについて、「好転する」と回答した企業は26.3%。「ほぼ横這い」が57.0%と過半数を占め、「悪化する」は16.7%となった。コスト上昇要因としては、「原材料・仕入価格の上昇」が74.2%で最も多く、次いで「人件費(賃上げ対応含む)の上昇」が51.5%、「金利上昇による借入負担の増加」が24.2%となった。

きらぼしコンサルティング・プレスリリースより。

事業承継・後継者の状況については、「承継準備を進めている」が28.5%で最も高く、「当面承継なし」が26.9%で続いた。「廃業またはM&Aを予定」は2.0%。事業承継の課題では、「後継者の育成」が40.9%で最も多く、「自社株・相続対策」が29.8%、「後継者の確保」が25.8%となった。

きらぼしコンサルティングでは、多くの企業が将来を見据えた準備を進めている一方で、「後継者育成」が最大の課題となっており、経営資源の承継だけでなく、人材育成の重要性が一層高まっていることも確認できたとしている。

月刊「先端教育」11月号(10月1日発売)では、「事業の承継と、第二創業」を特集。企業の事例や専門家への取材をもとに、次の経営者の選び方や承継後の事業革新などを考察している。