小中学生数は過去最少、学部・院合わせた大学生数は過去最多 R6年度「学校基本調査」結果(速報値)

文部科学省は8月28日、2024年度「学校基本調査」の一部の項目について結果(速報値)を発表した。

学校基本調査は、教育政策立案に必要な学校関連の基本データを得るため、文科省が1948年度から毎年行っている調査。

調査対象は、全国の幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、各種学校、および市町村教育委員会で、調査期日はその年の5月1日。

今回公表されたのは、学校数、学級数、在学者数、教職員数(いずれも速報値。確定値は残りの項目と併せて12月に公表される予定)。在学者数は以下の通り。

学校種

在学者数

対前年度

備考

幼稚園

75万8,000人

-8万4,000人

 

小学校

594万2,000人

-10万8,000人

過去最少

中学校

314万1,000人

-3万6,000人

過去最少

高校

290万7,000人

-1万2,000人

 

大学

295万人

+4,400人

過去最多

うち

学部

262万9,000人

-4,200人

 

大学院

27万2,000人

+5,700人

 

なお、学部の女子学生は120万6,000人(対前年度+1,300人、以下同様)で過去最多。全学部学生に占める割合も45.9%(+0.2ポイント)で過去最高であった。

女性の増加は教員においても見られた。全教員に占める女性教員の割合は、中学校で44.8%(+0.2ポイント)、高校で33.8%(+0.4ポイント)、特別支援学校で62.9%(+0.1ポイント)、大学全体で27.8%(+0.6ポイント)で、いずれも過去最高であった。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.mext.go.jp/content/20240821-mxt_chousa01-000037551_001.pdf


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