成蹊大、基礎学力型中止で96人を一般選抜へ振替

成蹊大学(東京都武蔵野市、森雄一学長)は2026年7月3日、総合型選抜「基礎学力型」の実施取りやめに伴う募集人員の取扱いを正式に決定したと発表した。同年7月1日に公表していた実施取りやめの方針を踏まえたもので、基礎学力型で予定していた募集人員は一般選抜へ振り替える。

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基礎学力型は、同年3月10日に成蹊大学が公表した総合型選抜の再編計画の一環として新設が予定されていた入試方式である。経営学部、法学部、文学部、理工学部の4学部で実施し、募集人員は学科ごとに経営学部総合経営学科10人、法学部法律学科10人・政治学科6人、文学部の英語英米文学科・日本文学科・国際文化学科・現代社会学科が各10人、理工学部の5学科が各6人で、合計96人を予定していた。

出願期間は9月23日から10月7日まで、試験日は11月28日、合格発表日は12月5日、入学手続締切日は12月18日で、所定の手続きを行った場合は2027年3月1日まで延長できる仕組みだった。検定料は1学部1学科につき35,000円で、試験教科は経営・法・文学部が国語と外国語(英語)、理工学部が数学と外国語(英語)とされていた。

この計画が見直しに至った背景には、文部科学省が同年5月に公表した令和9年度大学入学者選抜実施要項がある。同要項により、2027年度入学者選抜となる総合型選抜では、原則として丁寧な面接を選抜方法に組み込むことが求められることになった。基礎学力型は学力試験と提出書類を中心に合否を判定する方式で面接を課していなかったため、成蹊大学は要件への対応が入試日程や実施体制の面で困難と判断し、同年7月1日に2027年度における基礎学力型の実施取りやめを公表した。

7月3日の発表は、この取りやめ決定を踏まえた募集人員の具体的な取扱いを示すものである。基礎学力型で予定していた募集人員は一般選抜に振り替え、学部・学科ごとの人数は入試情報サイトS-NET内の関連資料で公開する。一方、文学部は3月10日時点の計画でも自己推薦型の実施学部(経済学部、経営学部、法学部、国際共創学部、理工学部)に含まれていなかったため、2027年度入学者選抜においても自己推薦型は実施しない方針に変更はないとしている。

基礎学力型の取りやめに伴い、総合型選抜のうち自己推薦型、帰国生特別受験、外国人特別受験の入学試験要項も一部修正された。主な変更点は募集人員の修正と、法学部が実施する二次審査のうち基礎読解力審査の実施内容に関する文言修正である。詳細は各入学試験要項で確認する必要がある。

なお、総合型選抜のうち自己推薦型、社会人特別受験、帰国生特別受験、外国人特別受験、日本語学校指定校入学試験については今回の見直しの対象外であり、予定どおり実施される。成蹊大学は発表の中で、基礎学力型の受験を検討していた受験生に向けて改めて謝罪の意を示した。問い合わせ先は成蹊大学アドミッションセンター(電話0422-37-3533、平日9時から17時、土曜日9時から12時、学園休業日を除く)となっている。