「スクールライフノート」が今年5月からMEXCBT連携

ベネッセグループの株式会社EDUCOMは2月27日、同社が提供する心と学びの記録・振り返り支援システム「スクールライフノート」が、文部科学省が提供するCBTシステム「MEXCBT(メクビット)」との連携を実現し、2023年5月より学習eポータルとしての機能提供を開始することを発表した。

文部科学省は公的CBTシステムである「MEXCBT」を開発、2021年12月より希望する全国の公立小中高等学校に提供を開始し、現在約2.4万校、約770万人が登録し一部の全国学力・学習状況調査で利用され始めている。また、今後はMEXCBT経由で実施した各種テスト・調査の結果分析を学習eポータル経由で行っていく検討もされている。

これらの背景を踏まえ、校務系データと学習系データをかけ合わせたさらなる教育データ利活用促進のため、全国1,200校以上で利用されている心と学びの記録・振り返り支援システム「スクールライフノート」に「MEXCBT」への接続機能を追加し、学習eポータルとして2023年5月より提供を開始する。 

MEXCBTとの連携により、児童生徒が日々利用している「スクールライフノート」上で全国学力・学習状況調査をはじめとする学力調査の実施や、MEXCBTから提供されている教材やテスト問題の利用が可能となる。

また、同社が全国約10,000校に提供している統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」で管理されている児童生徒・教職員の情報との連携も可能で、「C4th」上でクラス編成が完了すれば、翌日には「スクールライフノート」側のアカウント情報がAPI連携により自動的に同期され、これまで特に繁忙期である年度更新時に学校現場の負担となっていたアカウント管理業務が大幅に効率化されるという。

23.2.28news3

画像はプレスリリースから。