神戸市立桃山台中学校長らが受賞 「地方公務員アワード2020」
高い成果を上げた地方公務員を表彰する「地方公務員アワード2020」(主催ホルグ、後援日本プロサッカーリーグ等)が8月18日に発表された。全13名の受賞者のうち教育分野からはPTA改革を実現した神戸市立桃山台中学校の福本靖校長ら4名が選ばれた。
桃山台中学校の福本校長は、PTA改革で保護者が学校運営に参加する仕組みを構築したことが評価された。PTA役員にとって負担が大きい広報紙や専門委員会を廃止して負担軽減を進めつつ、運営委員会を全役員に開放し校長とのフラットな意見交換の場として活用するなどで、保護者の学校運営の参加意識を高めた。
北九州市教育委員会北九州市立菅生中学校教諭の小川亮氏は、eco(環境)をテーマとした障害を持つ子ども達の自立と社会参加に向けたプロジェクト「econnect project」を企画・推進。国際機関や地域と連携して、現在「被災地支援」「社会貢献」「日米交流」の3つの分野で20のプロジェクトに取り組み、過去7年間で1万人を超える人が活動に参加。昨年度には地球温暖化防止活動環境大臣賞を受賞している。
このほか、学校給食を軸に地域課題解決に取り組む袋井市教育委員会おいしい給食課主任主査の石塚浩司氏、掛川城プロジェクションマッピングなどのICT利活用教育に取り組む静岡県立掛川西高等学校社会科教諭の吉川牧人氏が受賞した。