『冒険する組織のつくりかた「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』

本書は、次の時代のパラダイムを【冒険的世界観】と名づけて、冒険する組織の経営・マネジメント・チームづくりの教科書の"叩き台"を示しました。本稿ではその概要を紹介します。

軍事的世界観から
冒険的世界観へ

安斎 勇樹

安斎 勇樹

MIMIGURI 代表取締役Co-CEO
1985年生まれ。東京都出身。東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。組織づくりを得意領域とする経営コンサルティングファーム「MIMIGURI(ミミグリ)」を創業。ベンチャー企業に至るまで、計350社以上の組織づくりを支援。また、文部科学省認定の研究機関として、学術的成果と現場の実践を架橋させながら、人と組織の創造性を高める「知の開発」にも力を入れている。東京大学大学院 情報学環 客員研究員。

私はこれまで、企業の組織開発や事業開発のファシリテーションについて15年以上研究してきました。いまでは約80名規模になったMIMIGURIという会社を経営し、さまざまな大企業やメガベンチャーの組織づくりに伴走するなかで、結局のところ、"組織をつくる"とはどういうことなのか?現代組織のあらゆる諸問題の根源は、いったい何なのか?という問いについて考え続けてきました。

(※全文:2445文字 画像:あり)

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