人の想いを引き出す「対話」の実践、「子どもが主役」の学校づくりにも挑戦
難波佳希氏は「対話」の可能性を信じ、数多くの研修・ワークショップを企画・運営。ファシリテーターとして、参加者が自らの想いに向き合い、一歩を踏み出すのを後押ししてきた。また、学校法人日吉学園 とさ自由学校に設立準備から携わり、「子どもが主役」の学校づくりに挑戦している。
対話とファシリテーションで
挑戦に踏み出す人を後押し

難波 佳希
難波ファシリテーション事務所 代表
学校法人日吉学園 とさ自由学校 教務主任・義務教育学校設立準備室 室長
Start Up For Education 学校づくりコンサルタント
1993年生まれ、岡山県美作市出身。学生時代、国際NGOユースに所属し、社会変革のためのワークショップをキャンパス内外で実施。「対話」に興味が湧き、高校生、大学生、社会人の対話の場を創出し、大学4年時の2015年に難波ファシリテーション事務所を設立。多種多様な研修・ワークショップのファシリテーターを務める。同事務所の運営の傍ら、学校法人日吉学園にて自然体験学習中心の私立小学校「森の小学校 とさ自由学校」の立ち上げに参画。2019年4月に「とさ自由学校」が開校し、教務主任等を務める。
様々な研修・ワークショップの設計やデザインを担当している難波ファシリテーション事務所の代表・難波佳希氏が、「対話」に関心を抱いたのは大学生の頃だ。当時、国際NGOの日本支部で国際協力に関するトレーニングを受ける中で、ワークショップやファシリテーションに出会った。
そして、人との対話により自分や他者の行動が変わることに興味が湧き、自ら対話の場づくりに携わるようになった。大学4年時の2015年には、難波ファシリテーション事務所を設立。以来、中央省庁や自治体、NPO、市民団体等が実施する、多様なテーマの研修・ワークショップで講師・ファシリテーターを務め、実績を重ねてきた。
難波氏がファシリテーションで大切にしているのは、参加者の想いを尊重することだという。ファシリテーターは場をデザインするが、主体となるのは一人一人の参加者だ。
「一方的に進めたりせず、…
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