高知大学 地域を支え、地域を変える大学へ 「知の総和」を高める
「地域を支え、地域を変えることができる大学」を目指し、地域連携の中核的存在として持続可能な社会の発展に寄与する高知大学。昨年には創立75周年を迎え、さらなる進化を遂げている。教育研究の特徴や成果、今後のビジョンについて、2024年度から同大を牽引する受田浩之学長に聞いた。
「課題解決先進大学」として
持続可能な社会の実現に貢献

受田 浩之
高知大学長
1960年生まれ。農学博士(九州大学)。1984年九州大学大学院農学研究科修士課程修了。1986年8月九州大学農学部助手、1991年4月高知大学農学部助教授、2004年12月同大学農学部教授、2005年5月より同大学地域連携推進本部長兼務、また2005年7月から(旧 地域連携推進センター)現 次世代地域創造センター長、2006年4月より副学長兼務、2015年4月より地域協働学部教授、2019年4月より理事・副学長、2024年4月より現職。著書に『新時代LX 持続可能な地域の未来を切り拓く』(南の風社 出版)。
──高知大学の将来像と目指すビジョンをお聞かせください。
本学は、「地域を支え、地域を変えることができる大学」を目指し、その姿を Super Regional Univer sity(SRU)として表現しています。
高知県は早くから様々な社会課題に直面しており、「課題先進県」とも言える存在です。例えば人口の自然減は、全国平均より15年も早い1990年に既に顕在化しました。こうした地域において、本学はその「持続可能性」を支える中核的な役割を担うべく、変革の方向性を提示し、具体的なソリューションを提供していくことを目指しています。
将来的には、…
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