子どもたちの夢を咲かせる応援団 居場所づくりで挑戦を後押し
NPO法人GIFTは「子どもたちの夢を咲かせる応援団」として、居場所づくりや自然体験プログラムの提供などの活動を展開。ひとり親家庭の支援にも取り組むなど、どんな環境にいても、誰もが自分の可能性を信じ、夢に向かってチャレンジできる社会の実現を目指している。
子どもたちの挑戦を後押し
「肯定」することで夢は育つ

眞鍋 大輔
NPO法人GIFT 副理事長
1975年、高知市生まれ。2011年、高知県中土佐町へ移住し、仲間とともにNPO法人GIFTを設立(現在、GIFTの拠点は高知市)。居場所づくりや自然体験の提供などを通して、子どもや若者の「夢をかなえる力」を育む事業を展開。また、現在は僧侶としても活動している。

地域の居場所「えいや家(か)」では、子どもたちが一歩を踏み出すのを応援。

子どもたちが仲間と出会い、夢中になれるサマーキャップを実施。

さまざまな体験を通して、子どもたちの好奇心を育む「夏休み体験パーク」。
2011年に高知で設立されたNPO法人GIFTは、子どもや若者の「夢を咲かせる応援団」だ。高知市で運営している子どもの居場所「えいや家(か)」は、夢を持っている子どもは夢を実現できるように、夢を持っていない子どもは夢を見つけられるように、子どもたちの「夢をかなえる力」を育む。
また、宿泊型自然体験キャンプや夏休み体験パークも提供し、子どもたちが高校生・大学生のボランティアスタッフや地域の人たちと交流しながら、自分と向き合い、夢を描いて一歩を踏み出す機会を創出している。
GIFTの設立メンバーの一人である副理事長・眞鍋大輔氏が「夢の応援」に関心を持ったきっかけは、2008年の頃、33歳の時に兄のように慕っていた30代半ばの知人が急逝したことだった。身近な人の死に直面し、「もしかしたら自分も明日死ぬかもしれない」。そう思うと、人生に対する向き合い方が変わった。限られた人生において、自分は何がしたいのか。そう考えた時に「夢」に対する想いが湧き上がった。
「みんなどんな夢を持っているのだろう?」。眞鍋氏は、後に一緒にGIFTを立ち上げる友人らとともに、約300人の子どもたちに「夢インタビュー」を行った。そして、小学生低学年の頃は皆、「世界一の○○になりたい」と大きな夢を描くのに、年齢が上がるにつれて小さな夢に落ち着いていくことに気づいた。
「なぜだろうと思い、本を読み漁りました。そして考えたのが、…
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