丸井が東京大学「メタバース工学部」を支援、DX人材育成を加速

株式会社丸井グループは、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科が設立した「メタバース工学部」へ法人会員として参画すると発表した。東京大学「メタバース工学部」は、すべての人が、最新の情報や産学の実践的スキルを獲得して夢を実現できるようになることをめざし、デジタル技術を駆使した工学分野における教育の場として設立された。工学分野におけるダイバーシティ&インクルージョンを基本コンセプトとする新しい学びの場、ならびに工学キャリアに関する情報の提供に向けて、主旨に賛同する法人会員とともに、産学が緊密に連携して活動する予定だ。

丸井グループは、誰も置き去りにしない「インクルージョン(包摂)」という考え方のもと、すべてのステークホルダーとの共創により、“ビジネスを通じてすべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会”の実現をめざしている。「メタバース工学部」が掲げる、「年齢、ジェンダー、立場、住んでいる場所などに関わらず、すべての人が工学や情報を学べる教育システムを構築する」という考えは、丸井グループの掲げる「インクルージョン(包摂)」と共通するものだ。

また、丸井グループは知識創造型企業への進化に向け、求める人材が“決まった仕事を効率よく遂行できる人”から“デジタルの力を活用して新たなビジネスをプロデュースできる人”へと変化しており、現状の人材とのギャップを埋めるため、DX人材育成を進めている。“データやテクノロジーを活用して未来社会を構想できる人材”の育成を進める「メタバース工学部」と活動をともにすることは、丸井グループのDX人材育成につながると考え、今回の参画の決定にいたった。

丸井グループは「メタバース工学部」の活動として、工学分野の魅力を社会に発信する活動をしている学生ボランティアのテックアンバサダーを、自社グループのリソースを用いて支援する。支援の1つとして、丸井グループの役員による、「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する講演を予定している。

さらに、テックアンバサダーの支援に加え、「メタバース工学部」で提供されるリスキリングの支援を目的とした、「人工知能」「起業家教育」「次世代通信」のリスキリング専門教育の3講座に、自ら手を挙げ意思を示した熱意の高い丸井グループ社員が参加する。

22.9.26news1

株式会社丸井グループ・プレスリリースより