2023年の合計特殊出生率(概数)は1.20、ワーストは東京都の0.99

厚生労働省は6月5日、2023年人口動態統計の月報年計を発表した。月報年計は、月ごとの概数を年間合計したもの。これに修正を加えた確定数は、9月ごろ発表される予定。

出生数は 72万7,277 人で、前年の 77万759 人から 4万3,482 人減少した。合計特殊出生率は1.20で、前年の1.26から低下した。都道府県別にみると、トップ3は沖縄県(1.60)、宮崎県(1.49)、長崎県(1.49)で、ワースト3は東京都(0.99)、北海道(1.06)、宮城県(1.07)。合計特殊出生率は2016年から低下し続けている。

死亡数は 157万5,936人で、前年の156万9,050人から6,886人増加。死亡率(人口千対)は13.0で、前年の12.9から上昇した。

出生数と死亡数の差である自然増減数は-84万8,659 人で、前年の-79万8,291 人より5万368人減少した。自然増減率(人口千対)は-7.0 で、前年の-6.5 より低下。数・率ともに 17年連続で悪化している。

詳細は以下から見ることができる。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai23/dl/kekka.pdf

 

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