コーオプ教育でデータサイエンティスト養成 金沢工大とNTT西グループ

金沢工業大学とNTT西日本金沢支店などは4月8日、データサイエンティスト養成を目的とした産学協同教育(コーオプ教育、Cooperative Education)の実施協定を結んだと発表した。NTT西日本の技術者による講義や、同グループ企業での4カ月間にわたる就業体験を通して、ビックデータを活用した新事業創出ができるデータサイエンティストを育成していく。

コーオプ教育プログラムは5月~11月までの7カ月間。前半ではNTT西日本のデータサイエンティストを「実務家教員」として招聘し、同社が持つ最先端のデータ解析技術や実務におけるデータ活用事例などを学ぶ。後半の4カ月間は、NTT西日本グループのNTTマーケティングアクトで実際の業務に従事しながら、AI音声認識技術やデータ解析技術を活用した分析・コンサルティングビジネスを実践的に学んでいく。

本プログラムは、アメリカに本部を置くWACE(世界産学連携教育協会)の定める基準に準拠して作成されたコーオプ教育プログラム。コーオプ教育はアメリカ発祥の産学協同教育。短期間・無給のインターンシップに対し、コーオプ教育はプログラムそのものを大学が主体となって作成し、学生が企業で実際の業務に長期間・有給で従事する。理論と実践の両面を効率的に学べる教育手法として注目を集めている。

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コーオプ教育とインターンシップの違い(金沢工業大学プレスリリースより)