つくば市での部活動改革事業が経産省「未来のブカツ」実証事業として採択

チェーロスポーツグループ(保育園・学童・クラブ)を運営している株式会社エンボス企画の行う「部活動改革事業」が、10月4日に経済産業省の「「未来の教室」実証事業(テーマD1:「未来のブカツビジョン」の実現に関するテーマ~部活動地域移行の受け皿モデル創出に向けた実証」に採択される事が決定した。 

本事業では、株式会社エンボス企画がつくば市教育局、みどりの学園義務教育学校と連携し、みどりの学園の12種目の部活動地域移行の受け皿創出に向け、平日1日と週末の活動をチェーロスポーツクラブが主管する“みどりのスポーツ&カルチャークラブ(みどりのSCC)”で実施する事を目指すもの。9月1日から無料体験期間を経て、10月1日より「受益者負担による部活動地域移行」の実証実験がスタート。10月1日時点で、小中学生合わせて136名が移行先のみどりのSCCへ加入している。 

こうした事業の背景には、部活動顧問の過剰な労働負担や少子化に伴う活動環境の減少、生徒たちが部活動に取り組む意欲を維持、向上させていく体制構築の必要性などがある。このため、同事業では、エンボス企画が各ステークホルダーと連携し、生徒達へ質の高い指導を提供し、多様なニーズに対応すると共に、現在献身的な勤務体系となっている教員の業務環境の改善を図るのがコンセプトとなっている。

22.10.25news2

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