アントレプレナーシップ教育推進の意見書を公表 東京商工会議所

東京商工会議所は5月12日、「発達段階に応じたアントレプレナーシップ教育の推進に向けた意見」を公表した。 

同意見書では、アントレプレナーシップ教育をチャレンジ精神、課題発見力、創造性など、地域や職種、業種を超えて求められる「基礎的資質や心のありよう」を育むものであると定義した上で、初等・中等教育段階からの導入の重要性、学校・行政・地域企業との連携を強化するコーディネート機能の必要性など、推進に向けて必要な施策や産業界の役割等に関して、東京商工会議所の考えをとりまとめたもの。 

意見書の要望事項では、より多くの子どもたちにアントレプレナーシップ教育を広げるために、①将来の可能性を広げる資質育成の場として初等・中等教育段階から取り組むべき、②アントレプレナーシップの重要性を関係者で共有すべき、③アントレプレナーシップ教育の定着に向けた環境を整備すべき、④コーディネーターの配置・地域協力者を確保するべき、⑤地域総ぐるみでアントレプレナーシップ教育を進めるべきとしている。 

東京商工会議所では、本意見書の実現に向け関係各所に働きかけを行うとともに、引き続き本意見に基づいたアントレプレナーシップに関する教育施策の実現に向け積極的に取り組んでいくとしている。意見書の詳細はURLから。

https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1034131

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