和歌山大学、企業と連携してクラウド人材の育成を推進

国立大学法人和歌山大学と、クラウドネイティブ事業およびドローンソリューション事業のクオリティソフト株式会社(和歌山県白浜町)は、クラウド技術の研究と教育に関する相互連携と協働により、社会価値創造と地域産業・経済の活性化を推進していくことを目的として、包括連携協力に関する協定書を締結した。

両者は和歌山大学内で調印式を執り行い、IT人材の不足という喫緊の課題を克服すべく、今後の日本社会を支えていく新たな世代のクラウド人材を育成すること、また地域の特性を踏まえた災害に強いクラウドソリューションの実現に向けた取り組みを、和歌山を拠点として進めていくことの意義を語った。

包括連携協定の具体的な取り組みの1つとして、2022年9月から和歌山大学初となる共同研究講座「レジリエントクラウド共同講座」をスタートしている。共同研究講座では、和歌山大学とクオリティソフトが課題を共有しながら、レジリエントなクラウド技術についての研究開発を行う。その成果を事業の高度化・多様化に向けフィードバックすると共に、人材育成やオープン講座の参加者への発信を通じて、社会実装および和歌山特定エリアへ実装することを目指す。

またその研究を通して、世界をリードするクラウド人材を和歌山から輩出することを目的としている。2023年2月には、和歌山県内の企業、社会人、学生のほか、学外の参加者も対象としたオープンイベント共同講座を開催する予定だ。なお、本共同研究講座は「経済産業省 令和3年度高等教育機関における共同講座創造支援事業費補助金 採択事業」となっている。

22.12.6news2

クオリティソフト株式会社・プレスリリースより