文科省、第2次補正予算案の詳細公表 学校人員強化に310億円など

文部科学省は5月29日、新型コロナウイルス感染症対策を中心とした「令和2年度文部科学省第2次補正予算案」を公表した。

学校の段階的再開に伴う児童生徒等の学びの保障に向けては、「学習保障に必要な人的体制の強化」に310億円を計上。小中学校の最終学年(小6・中3)を少人数編成するために必要な教員3,100人を加配するほか、補習学習・習熟度別学習などを実施するための学習指導員61,200人の配置、学級担任等の業務をサポートするスクール・サポート・スタッフ20,600人の配置を進める。

また、「学校再開に伴う感染症対策・学習保障等に係る支援経費」として、学校1校当たり100万円~300万円程度を支給(予算額405億円)。消毒液や非接触型体温計等の保健衛生用品の追加的な購入経費、家庭における学習のために用いる教材の購入経費を支援する。

このほか、学校の部活動の全国大会が中止されたことを受けて、代替地方大会の開催支援を行う。大会主催者(都道府県や高体連、競技団体等)に1大会当たり上限1,000万円を補助する。

大学や高専等の困窮学生に対する授業料等減免への緊急支援では、国立大学で54億円、私立大学等で94億円を計上した。

2020.6.1(1)