福岡県教育長 次代を担う「人財」の育成へ 一人一人の力を最大限に育む

福岡県は「次代を担う『人財』の育成」を目指して、様々な取組を進めている。独自の指導方法「鍛ほめ福岡メソッド」の展開やICT教育の推進、世界で活躍する人材の育成、教職員の働き方改革や不登校への対応など、福岡県の教育行政の取組について、県教育長の寺崎雅巳氏に話を聞いた。

子どもたちの意欲、
向上心の育成が何より大切

寺崎 雅巳

寺崎 雅巳

福岡県教育委員会 教育長
福岡教育大卒。1987年4月に福岡県中学校教諭として採用、県教育庁副教育長、県立美術館長を歴任し、2024年4月に福岡県教育委員会教育長に就任。

──福岡県では、教育が目指す方向性をどのように描かれていますか。

本県の教育大綱では、本県が世界を視野に未来を見据えて成長し発展するための取組に「次代を担う『人財』の育成」を掲げています。

この「人財」育成には、やはり学校教育がその基盤となります。県教育委員会では「学校教育振興プラン」を策定し、学校教育の目標を「社会的自立の基盤となる、学力、体力、豊かな心を培うとともに、社会の変化に対応し、社会を支え、その発展に寄与する力を育成する」と定め、…

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