初期キャリア形成を左右する 入社前の「学習」と「期待」
第一志望への入社が、必ずしも良好な初期キャリア形成につながるわけではない。大妻女子大学の高崎美佐准教授は、新卒者の初期キャリア形成に影響を及ぼす要因に関する実証研究を重ねてきた。就活における「学習行動」のプロセスこそが、入社後の定着と成長を左右すると指摘する。
初期キャリア形成の
メカニズムを解き明かす
高崎 美佐
大妻女子大学 データサイエンス学部 准教授
大学卒業後、民間企業勤務を経て東京大学大学院学際情報学府入学。博士(学際情報学)。お茶の水女子大学専任講師を経て、2025年度より大妻女子大学データサイエンス学部准教授。専門は組織行動、人材開発、キャリア発達。
── 高崎先生は、就職活動と初期キャリア形成に関する研究に取り組まれています。
私が初期キャリア形成の研究において就職活動を含めて考える理由は、職業キャリアの質に関わる要因が組織に入る前の就職活動と強く結びついていると考えているからです。
順調に社会人のスタートを切ったとしても、入社後にうまくいかない人、その逆のケースも一定数存在します。それは、入社後のみの問題ではなく、入社前からの一連の現象であるはずです。入社前後の境界を取り払うことは、早期離職を含めた初期キャリア形成のメカニズムを理解する上で必須。そう感じたことが私の研究の出発点です。
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