若手社員育成の科学 「石の上にも3年仮説」を乗り越える
終身雇用が当然ではなくなってきた現在、「働く」に関する若手社員の価値観も変化しています。20代の職場での学びに関する研究などを踏まえて、若手社員の育成に必要な知見を共有します。※1
「石の上にも3年」は
なぜ通用しなくなったのか
池田 めぐみ
筑波大学 ビジネスサイエンス系 助教
東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。研究テーマは,職場のレジリエンス,若手従業員の育成。書籍に『チームレジリエンス:困難と不確実性に強いチームのつくり方』(日本能率協会マネジメントセンター)など。
日本の職場では、「石の上にも三年」という言葉がよく使われてきました。最初はつらくても、同じ会社で仕事を続ければ経験が積み重なり、やがて成長につながるという考え方です。
しかし、この前提は大きく変わりつつあります。終身雇用が当然とされていた時代には、一つの会社に長く勤めることがキャリア形成の基本でした。そのため、会社都合のハードな業務経験は、将来の糧になることも多くありました。ところが現在では転職が一般化し、キャリアは一社の中だけで完結するものではなくなっています。実際、6割以上の人が転職活動を経験し、約2人に1人が転職を経験する時代になりました※2。
(※全文:2113文字 画像:あり)
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