文科省 経営者等のリカレント教育を加速へ 地域の産学官連携を推進

「骨太の方針2024」において、「経営者のリスキリング」を強化する方針が示された。その具体化に向けて、文部科学省が令和7年度概算要求に盛り込んだのが「リカレント教育エコシステム構築支援事業」だ。同事業の狙いについて、文部科学省の担当者に話を聞いた。

企業は学ぶ機会を与えず、
個人も学ばない傾向が強い

西 明夫

西 明夫

文部科学省 総合教育政策局 生涯学習推進課 リカレント教育・民間教育振興室長

今年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2024」において、「地域の産学官のプラットフォームを活用したリ・スキリングの対象に経営者を追加し、2029年までに、約5000人の経営者等の能力構築に取り組む。大学と業界が連携して、最先端の知識や戦略的思考を身に付けるリ・スキリングプログラムを創設し、2025年度中に、約3000人が参加することを目指す」ことが盛り込まれ、「イノベーション創出に向けた地域や産業界の学び直しニーズを踏まえつつ、産業界・個人・教育機関によるリカレント教育エコシステムの創出に向けた取組を加速する」ことが打ち出された。

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