ジェンダーギャップを乗り越え、女性後継者としての物差しをつくる

女性活躍が叫ばれるなか、女性が家業を継ぐケースが増えてきている。しかし、依然として男性中心社会の風潮が残る日本企業で、女性後継者が抱える悩みや課題は多い。女性後継者を支援する「跡取り娘.com」を運営する日本跡取り娘共育協会代表理事の内山統子氏に話を伺った。

立ちはだかるジェンダーの問題
女性後継者を悩ます様々な課題

内山 統子

内山 統子

一般社団法人 日本跡取り娘共育協会 代表理事
大手印刷会社の広告事業部、広告代理店、ベンチャー企業の役員を経て独立。ブランディングコンサルタントとして活動。200社以上のクライアントへイメージの向上、販路拡大の提案を行う。ファミリービジネスや女性経営者のブランディングが得意。出産子育ての経験を通して女性の置かれる状況を見つめなおし、ダイバーシティの浸透を目指して、未来の女性リーダーとなる跡取り女性(女性後継者)の支援事業として2019年に一般社団法人日本跡取り娘共育協会を設立。FBAAファミリービジネスアドバイザー資格認定証保持者。

帝国データバンクの調査結果によると、国内企業の女性社長比率は2023年10月時点で過去最高を更新したものの8.3%と低い水準に留まっている。「女性後継者において切り離せないのが、日本ならではのジェンダーの問題です」と内山氏は話す。

(※全文:2260文字 画像:あり)

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