千葉大学、「情報・データサイエンス」新学部・学府の設置を構想

国立大学法人千葉大学は令和6年度の「情報・データサイエンス学部」及び「大学院情報・データサイエンス学府(後期3年博士課程)」の設置に向け、文部科学省に関係書類を提出した。

千葉大学では、工学部総合工学科情報工学コースを発展的に解消し、新たな学部「情報・データサイエンス学部」の設置を構想している。データサイエンス技術者は、データエンジニアリング力、データサイエンス力、データサイエンス展開力が求められる。これまで情報工学コースでは、テータエンジニアリング力を主体として、ある程度のデータサイエンス力を持つ人材育成を行っており、データサイエンス展開力の育成についての対応は限られていた。

そこで、千葉大学の強みとして実績のある3つのカテゴリ「医療・看護」、「環境・園芸」、「人間・感性」に対応するデータサイエンス系専門科目群と、データサイエンスの基幹的技術に対応する情報工学系専門科目群から構成される実践的カリキュラムを、全学的な連携のもとに構築し、教育を行う。

また、「情報・データサイエンス学府(後期3年博士課程)」は、融合理工学府数学情報科学専攻情報科学コース及び創成工学専攻イメージング科学コース(博士後期課程)を発展的に解消し、新たな学府として設置することを構想している。

これからのSociety5.0の実現を担うデータサイエンス技術者を育成するためには、データサイエンス力の涵養を強化するとともに、データサイエンス展開力の育成にも対応する必要がある。特に、大学院博士後期課程においては、イノベーションを先導する高度な人材の育成が強く求められている。そこで、千葉大学の強みを活かした幅広い専門科目及び高度な専門性を涵養する実践的な専門科目等のカリキュラムを全学的な連携のもとに構築し、教育を行う計画だ。

(※ 「情報・データサイエンス学部」及び「大学院情報・データサイエンス学府(後期3年博士課程)」は現在、設置構想中であり、今後内容が変更になる可能性あり)

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国立大学法人千葉大学・プレスリリースより