デジタル庁が発足 誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化へ

行政サービス等のデジタル化をリードする司令塔として期待されるデジタル庁が9月1日、発足し、同日多くの職員がリモートで参加する発足式が行われた。 

発足式で平井卓也デジタル大臣は、「世界のデジタルランキングで27位という低迷は何としても脱していかないといけないと思っています。そして、デジタル化によって豊かで選択肢の多い、誰一人取り残さない社会を作っていかなくてはいけない。そういう意味で非常に重い使命を背負っているのがデジタル庁」であると述べた。 

また、デジタル監の石倉洋子氏は「デジタルというのは、私の理解では色々な境界を越えるというのがポイントだと思っています。デジタルによって国境や距離、組織の境界、年代の境界を越えられると思っています。デジタル庁が色々な意味での境界を越えていくように仕事をしていければと思います」と述べた。 

デジタル庁の職員は約600人。今後、デジタル庁では「行政のデジタル化」「医療・教育・防災をはじめ、産業社会全体にわたるデジタル化」「誰もが恩恵を享受できるデジタル化」の3つの柱を重点的に取り組んでいくとしている。

21.9.2news1

平井卓也デジタル大臣(右)と石倉洋子デジタル監。デジタル庁HPより引用