デロイトトーマツGと西南学院大、データサイエンス教育に関する協定締結

デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、CEO:木村 研一)と西南学院大学(福岡県福岡市、学長:G. W. バークレー)は、データサイエンスに関する高度人材育成を通じた地域社会への貢献を行うことを目的に、データサイエンス教育に関する連携協定を締結したことを発表した。

今回の連携では、2021年11月に設立され、福岡県をはじめとした九州における社会経済活動全般のDXに産学官金のセクター横断で取り組む「九州DX推進コンソーシアム(以下コンソーシアム)」のメンバーであるデロイト トーマツが、最先端のデータアナリティクスの知見を活かして、同コンソーシアムのメンバーである西南学院大学のデータサイエンス実践講座を支援する。

西南学院大学では2023年度以降の入学生を対象に共通科目として「データリテラシー」及び「データサイエンス基礎(データ分析)」「データサイエンス基礎(AI活用)」の3科目を新設。また、2024年度から現実社会への応用力や課題解決力のある学生を育てることを目的とした「データサイエンス実践」科目の開設も計画しており、デロイト トーマツと産学協同で実施する予定。

なお、西南学院大学はこれらの科目で新たな教育プログラムを創設し、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」リテラシーレベル、応用基礎レベルへの申請を行うことも予定している。

社会のデジタル化の流れを受け、日本の大学においても、教育や学術研究活動、施設運営、学生サービスにテクノロジーを活用する「Smart University」や「Smart Campus」と呼ばれる動きが広がっているが、西南学院大学の学校運営や学生向けサービスに役立てるために、デロイト トーマツが持つ大学教育デジタル化に関する情報も同大に提供される予定。

両者は今回の連携により、福岡においてデータサイエンスに関する高度人材の育成を可能とし、将来的にデータサイエンティスト等の専門家を輩出することで、地域経済や社会への貢献を目指すとしている。

22.12.7news1

デロイト トーマツ グループのプレスリリースより