学びの多様化学校、新たに25校が開校、全国で84校に
文部科学省は3月26日、今年4月に開校する「学びの多様化学校」(いわゆる不登校特例校)の指定状況を公表した。
学びの多様化学校とは、通常の教育課程の基準に縛られず、不登校等の子どもたちの実態に合わせて柔軟なカリキュラムを編成できる学校のこと。文科省は2027年度までに、全都道府県と全政令市での開校を目指しており、将来的には全国300校まで拡大することを視野に入れている。
2026年4月に新たに開校する学びの多様化学校は25校で、設置形態別の内訳では、本校型は9校、分校型は6校、分散教室型は8校、コース指定型は2校だった。2026年4月の開校を含めると、公立学校は59校、私立学校は25校となり、全国で84校となった。
特別の教育課程の主な内容として、例えば、本校型の「さいたま市立いろどり学園小学部・中学部」では、新設の教科「未来工房」において、①先端技術を活用した探究的な学習に取り組むことにより児童生徒同士の関わり合いや学び合いを通して、多様な他者と協働しながら、学ぶ楽しさや喜びを実感できる「いろどりLAB」や、②学校に登校できなかった時期の学習内容についての学び直しなどに取り組む「いろどりタイム」、③こころの仕組みなどについて学ぶメンタルヘルス教育を実施し、自己肯定感を育み、自分と相手を大切にすることなどを学ぶ「HEARTタイム」、④教員が設定した月別のテーマに沿って教科横断的な学習に取り組む「SMArTタイム」の4つの分野に分けて自分らしく学べる場を設定している。
また分校型の「釧路市立くしろ創明学園」では、生徒と他者(生徒、教職員、地域住民)の関わりの機会増やすことで生徒の登校・学習意欲の向上につなげることや、生活や学習への興味・関心や意欲の向上、問題発見や問題解決能力、自己肯定感、生きる力、人と関わる力を育成することを目的とした新設の教科「体験と探究」を設定し、体験的な学習を実施する。良好な人間関係の構築や自己理解を深め、成長につなげるなどのコミュニケーション能力の向上や、自らの行動や感情、時間などを効率的に管理し、自己の成長・自己実現を目指し自己管理能力を身に付ける学習である「ソーシャルの時間」を新設の教科として設定している。
指定状況の詳細は以下で確認できる。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1387004.htm

画像は文部科学省HPから