白百合女子大学が2028年4月に学部再編構想 「MIRAI文化学部」と「人間発達科学部」を設置予定

東京都調布市の白百合女子大学は、2026年3月19日、社会の変化や多様化する学びのニーズに対応するため、2028年4月を目指した学部・学科の再編構想を発表した。同大学がこれまで培ってきた「人を深く理解する学び」を基盤に据えつつ、AIなどの先端テクノロジーや生涯発達の視点を取り入れた新しい教育のかたちを目指す。今回の構想では、現在の文学部を「MIRAI文化学部」(仮称)へ、人間総合学部を「人間発達科学部」(仮称)へとそれぞれ改組する計画である。

テクノロジーと感性を融合させる「MIRAI文化学部」

MIRAI文化学部は、普遍的な文化や文学の専門知を軸としながら、AIをはじめとするテクノロジーを使いこなす知性と、多様な価値観を持つ他者との出会いから未来の文化を創る感性を育む学部である。次代の社会において新たな価値を創出できる「文系AIジェネラリスト」の育成を掲げており、児童文化学科(定員60名)、日本文化学科(定員60名)、国際文化学科(定員60名)の3学科で構成される。児童文化学科は日本で唯一の学科として、児童文学・児童文化・制作創作の3分野から「子ども」を通じた多様な文化の在り方を探究する。日本文化学科は日本語・日本文化の知識に加え、大規模データの分析力や発信力を習得し、教育や文化発信の現場で活躍する人材を養成する。国際文化学科は英語とフランス語を軸に、世界の多様な文化やホスピタリティを学び、国際ビジネスの舞台で貢献できる女性を育成する。

白百合女子大学提供

生涯発達を科学的に捉える「人間発達科学部」

人間発達科学部は、発達心理学・教育学・行動科学などを融合した視点から、乳幼児期から老年期に至る人の生涯にわたる成長を科学的に捉える学部である。多様な人々が共生する未来社会をデザインする力を養い、公認心理師や教員、保育士などの専門職として人や地域の幸福(ウェルビーイング)を追求し、より良い未来を自らの手で創り出せる人材を育成する。発達心理学科(定員65名)、教育保育コミュニケーション学科(定員50名)、社会行動科学科(定員60名)の3学科で構成される。発達心理学科は心理学の理論と研究方法を体系的に学び、生涯にわたる「こころ」の発達を科学的に探究する。教育保育コミュニケーション学科は教育・保育の専門性を基盤に、理論と体験を通じて世界とつながるコミュニケーション力を身につける。社会行動科学科はマーケティングや情報行動の知見にデータサイエンスの視点を掛け合わせ、人間の行動や心理メカニズムを読み解く力を養う。

白百合女子大学は、伝統ある理念「知性と感性の調和のとれた女性」を基盤に、2028年4月からの新たな学部体制のもと、学生一人ひとりが自分らしく未来を創る力を育む教育環境の実現を目指す。