一般社団法人steAm BAND創立、「学びの協奏コンテスト」開催

音楽家・数学研究者・STEAM教育者であり2025年に開催される大阪・関西万博の「いのちを高める」テーマ事業プロデューサーでもある中島さち子氏は、10月21日（金）、0歳から120歳までのすべての人を対象に「学びの大変革」を仕掛け、世界の多様な一人一人のいのちが輝く社会・文化を構築することを活動方針とした、一般社団法人steAm BAND（東京都新宿区、代表理事：中島 さち子）を創立することを発表した。

同法人では今後、STEAM教育推進に賛同する大学・学校や自治体、法人、個人の会員とともに、インクルーシブで大きなBANDを構成し、STEAM教育のためのメンターの育成や、マッチングプラットフォームの構築、STEAM教育関連コンテストの開催などに取り組んでいくとしている。

そしてその最初のプロジェクトとして、探究型のSTEAMコンテスト「学びの協奏コンテスト（第0回）」が開催することとなった。

対象は小学生以下・中学生・高校生・シニア（65歳以上）で、コンテスト参加者が多彩な分野の専門家とつながる機会を得ることで、自分が興味を持つ学びを深め、STEAM分野でのイノベーションやコミュニケーションを創出することを目的としている。

同コンテストでは、アート・てつがく部門（芸術家・哲学者）／基礎研究部門（研究者）／課題解決部門（発明家・起業家・エンジニア）の4つの部門が設定されている。

従来の競争型コンテストとは異なり、本コンテストの参加者にはまず希望する専門家との短い対話の時間が設けられる。数回にわたる多様な専門家との短いメンタリングを経て参加者が好奇心や創造力をふくらませ、個人のかけがえのない糧となると同時に社会に大きな動きを生み出すことにつなげるねらい。

11月1日（予定） ～12月11日（日）の期間をエントリー期間（メンタリング期間）とし、12月17日（土）が探究応募の締切となる。その後、選抜12組が2023年1月9日（月）に発表される予定だ。

同会のホームページは下記の通り。
https://steam-band.com/

なお、11月1日発行予定の月刊『先端教育』12月号では、中島氏が本法人設立の経緯や今求められるSTEAM教育について語るインタビューを掲載している。

一般社団法人steAm BANDのプレスリリースより