普通科再編から「学際」への再注目 大学の「大綱化」を振り返る

文部科学省が高等学校教育の普通科再編案を示したことでにわかに「学際」「探究」が改めて注目されている。本連載は「学際」をテーマに、様々な角度から考えを深めていく。

高校普通科教育の再編

学際への注目が再び集まっている。再燃の発端は、令和2(2020)年7月に中央教育審議会初等中等教育分科会の「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」におかれた「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」で出された報告書、「新時代に対応した高等学校教育の在り方(これまでの議論を踏まえた論点整理)」にある。

この報告書では、高等学校普通科の再編と新型コロナウィルス感染症による高等学校の役割・在り方の再認識がテーマとなっている。本稿で着目したいのは前者である…

(※全文:2509文字 画像:あり)

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