ポプラ社と長崎市ほか、小学校での読書活動支援に関し連携協定を締結

ポプラ社および日本総研は、長崎市立小学校における電子書籍を活用した読書支援活動を行うことを目的に、長崎市との間で、「長崎市・株式会社ポプラ社・株式会社日本総合研究所との読書活動支援のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する協定書」を9月13日に締結したことを発表した。

本協定では「読書活動支援のDX」をテーマに掲げ、知見やノウハウを連携させることで、長崎市の子どもたちの読書環境を一層豊かなものにするべく取り組む。

2022年度は、協定に基づく取り組みの一つとして、長崎市内の4つの市立小学校でポプラ社の電子書籍読み放題サービス「Yomokka!(よもっか!)」および調べ学習応援サービス「Sagasokka!(さがそっか!)」を試行導入する。

サービスが試験導入される4つの市立小学校はいずれも小規模校で、学校図書室の規模が小さいため、総蔵書数が少なく、また周辺地域に大規模書店がないこと、市立図書館との距離が遠いことなど、市中心部と比較すると児童と本との接点が少ない状況にある。

一方で長崎市では、2022年から児童がタブレットを自宅に持ち帰れるようになっており、電子書籍の導入によって、手軽に本と親しむことができる環境の構築が期待される。

今回のデジタルサービス試行導入については、教職員や児童、保護者へのアンケート調査を通じて、児童の読書量や読書意欲への影響、授業における電子書籍等の活用方法を検証する予定だという。

22.9.27news2