リーダーの「心理的資本」と組織の「心理的安全性」に関して実証実験

株式会社Be&Do(本社:大阪府大阪市)と、鎌倉市(市長:松尾崇氏)は、リーダーの心理的資本の状態が組織の心理的安全性に与える影響に関して、共同実証実験を実施している。2024年5月には実証実験の結果報告を予定している。

近年、イノベーションや生産性向上が重要であることの議論が盛んに行われており、その中で注目を集めているのが組織の「心理的安全性(psychological safety)」だ。しかし、心理的安全性のメリットや重要性については多くのところで説かれているものの、心理的安全性を高める方法についての議論は発展途上にある。

ポジティブな心理的エネルギーで、積極的な行動や自律的な目標達成を促すエンジンである「心理的資本(psychological capital)」の開発手法をもとに人材育成・組織活性化のコンサルティングを行う株式会社Be&Doでは、心理的安全性向上を実現したいと願う組織に貢献するべく、心理的資本と心理的安全性の関連性の検証を行っている。

特に、リーダーの心理的資本の状態が、組織へ与える影響は大きいとされる。リーダー自身が真に自信を持ち、ポジティブな態度や言動をとることで、組織のメンバーの間にもポジティブなコミュニケーションが生まれ、結果的に心理的安全性が高まるものと考えられる。ルーサンス(F.Luthans)教授らによって提唱された心理的資本(psychological capital)は、人が自分らしくイキイキとライフ&キャリアを進んでいくためのカギとなるものであり、会社やその他の組織にとってはメンバーの熱意や活力を高めるための個人の重要な資源ともいえる。

今回の実証実験では、鎌倉市役所内の4つの組織を対象に、アンケート調査・ヒアリング調査、管理職への個別支援を実施。2024年5月に分析結果と共に結果報告を予定している。

 

株式会社Be&Do・プレスリリースより